ゴミの処分方法は市町村で異なるので注意しよう

引っ越し後に戸惑うことが多い事例の一つとして、ゴミの処分方法が挙げられます。ゴミの分別は全国統一ではなく、各市町村がその地域の処理場などの実情に基づいて分別や処分法を定めているからです。

主な分別方法としては可燃ゴミ、不燃ゴミ、資源ゴミ、粗大ゴミ、乾電池等危険物に分けられますが、市町村ごとに可燃ゴミの中でも食用油は分ける、資源ゴミや乾電池類はさらに細かく分別するといった違いが見られます。特に資源ゴミに関しては自治体ごとに分別のルールが大きく異なっていますので、注意が必要です。また、本来資源ゴミに該当するようなものでも、著しく汚れているものは可燃ゴミ扱いにするなどの取扱いの違いもあります。

ゴミの処分方法

ゴミの分別方法に関しては、元々厳しい自治体で生活していた人にとってはそれほど負担になりませんが、逆の場合は注意が必要です。今まで分別の必要がなかった資源ゴミや家電製品は中身がよく見える袋に入れて捨てるようになっているところが多く、きちんと分けられていない場合は回収されない可能性が高いです。

ビンの色や紙の種類、ペットボトルのキャップと本体の別など細かい指定がありますので、手引きをきちんと確認しておくようにしましょう。ト

また、ゴミを捨てる場所や時間にも気を付ける必要があります。マンションでは24時間いつでもどのゴミを出したとしても、管理人や従業員が回収日に従ってゴミ捨て場に出してくれるので非常に楽ですが、地域によっては回収日以外にゴミを持ち込んではならないと決まっているところもあるからです。また、前日夜間に持ち込んでも良い地域もあれば、回収日当日しか持ち込めない地域もありますので、ゴミを出す場所だけでなく時間帯についても確認しておいたほうがよいでしょう。

野良猫やカラスによるゴミ荒らし、放火等の犯罪行為につながる可能性もありますので、自分の判断でゴミ捨てをすると、近所とのトラブルに発展する恐れもあります。