アイロンは燃えないゴミとしている自治体が多い

アイロンは燃えないゴミ

ワイシャツに代表される洋服のしわ取りに使われるアイロンですが、買い替え等により、不用品として処分するケースが出てきます。アイロンを実際に処分する場合、多くの自治体では燃えないゴミとして分別している傾向があります。理由としては、アイロンの大きさが、1辺あたり30センチメートル未満の電化製品とみなされているためです。ただし、一部の自治体では、粗大ゴミの項目にアイロンが該当するケースもあるため、アイロンを処分する際には、どちらのゴミに該当するかを、事前に確認しておく必要があります。

アイロンを処分するタイミングとしては、購入してから5年以上が目安となります。市販されているアイロンの部品保有期間が5年という点に加えて、頻繁に使用している場合に、故障するタイミングが5年で訪れる点が、主な理由です。ただし、週に1回しか利用しない、あるいは乱暴に扱っていないような状況であれば、約8年間も利用できるケースもあります。使用年数が10年を超えている場合は、部品保有期間が関係する以上、正常に使えているとしても、買い替えの必要があります。

アイロンを処分するタイミング

アイロンが故障する兆候を見極めるのも大切で、サーモスタットの不調により温度調整が上手にできない場合は、買い替えと処分のタイミングです。また、噴出口からスチームが出て来なくなったケースでも、アイロンの処分をするタイミングの一つと言えます。5年以内に購入したアイロンであれば修理する方法もありますが、その費用は4,000円から10,000円以上となってしまいます。従って、故障したアイロンを修理するよりも、リサイクル家電として処分する方法が、コスト面で最適な選択肢です。

なお、アイロンは小型家電リサイクル法の対象となる電化製品であるため、自治体や家電量販店等が用意した回収ボックスを利用する方法が、無難な処分方法です。もし、居住地域内に回収ボックスがないケースでも、指定のゴミ集積場を活用する、あるいは一般廃棄物処理業許可を得ている不要品回収業者に依頼する方法があります。アイロン自体は、プラスチックや金属に該当する部品が含まれているものの、分解等の処理をする必要はなく、そのままの状態で処分できます。